
数字で見る食費という支出
総務省統計局の統計によると、二人以上の世帯における消費支出のうち、支出額が一番大きいのが食費です。例えば、2016年7月の1ヶ月間においての食費としての支出は72,945円でした。これは消費支出全体の278,067円の38%を占めています。
1/3以上を占めるこの食費を見直すことで、大きな節約に繋がりそうですよね。
では早速、具体的な節約方法をご紹介していきます。
食費の節約方法
- お昼はお弁当持参で外食費を節約することで大きな節約に
→毎日ランチを800円で外食した場合、月25,000円もの出費です。これをお弁当にできたらかなり効果的な節約になりますよね。忙しい方は、夕飯の残りをそのまま使用したり、冷凍食品もうまく活用する手もあります。 - まとめて一週間分(5日分)献立を作るなどして、買うものリストを予め用意しておくことで無駄なものを買わなくする
- 献立に基づいて買い物をすることで、買い物もまとめて週に1回にする
→スーパーやコンビニには予定外では極力立ち寄らないようにする - スーパーによっては冷凍食品半額セールを定期的に行っているところもあるのでその日を利用する
- スーパーの閉店時間間際(夕方のタイムサービス時)は惣菜などが半額など、通常よりもお得に買えるようになる
→世帯持ちでは夕食の時間には間に合わないかもしれないですが、冷凍保存などで翌日以降に活用 - 利用するスーパーのとき得意分野を見極める 野菜が安い、お肉が安いなど特徴がある
- スーパーのプライベートブランド商品の多くは大手メーカーで製造し、低価格でありながら通常のメーカー品と遜色ない品質で提供
- スーパーのチラシ情報をネットで探してみる
→チラシサイトを活用すれば地域の特売情報などが探しやすい - レジ袋を止めて2円引きなど
- ポイントカードや野菜スタンプカードなどを活用
→ポイントを代金に換算できたり、ポイントが貯まると買い物代金から100円引きなど - カップ麺、お菓子、レトルト食品などはドラッグストアが安い
→お店の入り口などで目玉商品として用意していることもあるため狙い目です - 飲み物は水筒などで持参 自宅で大量に作ったほうがお得
→ウォーターサーバーのお水や、茶葉やティーバッグを使って出すお茶を大量に作るなどすれば毎回100円~150円が節約できますよね - 調味料を極力自作で用意
→通常市販のドレッシングやソース類 1本200-300円はしますがそれらを手作りにしてみることで実質30~40円でできそうです。 - 野菜の高騰時は通販や生協がお勧め
→これらの価格は通常では一般的なスーパーより高めの設定だが、農家の一括契約により年間価格が一定なので、急に野菜の価格が高騰した場合は生協などのほうが安い場合がある - 野菜や食材を冷凍保存 長期保存が可能となるため、特売品などを大量に購入しても無駄にしない(以下に肉・魚・野菜の冷凍保存方法をご紹介)
肉や魚、野菜の冷凍保存
肉や魚、野菜などの特売を見つけて、大量に買ってしまって結局使い切れず無駄にしてしまうなんてこともありますよね。無駄にしない方法として、まとめて冷凍保存することです。基本的に多くの肉・魚・野菜は冷凍保存をすることで長期間保存が可能となり、使うときに毎回切る必要のないのでとでも便利ですよね。また、野菜に関しては冷凍保存した場合、解凍せずに冷凍状態のまま過熱調理をすると美味しく食べられると言われています。解凍する手間も除けていいですよね。以下に肉や代表的な野菜の冷凍保存情報をご紹介しますので参考にしてみてくださいね!
肉:
肉を冷凍保存するときは、小分けに切るなどします。スーパーのパックのままだと空気が入っており、肉が痛みやすくなってしまうためです。小分けにした肉を大きめのラップに空気が入らないようしっかり包み、さらに保存袋に入れ、袋同士が重ならないように冷凍庫へ入れます。
解凍するときは、自然解凍が一番お勧めですが、それ以外であれば、電子レンジで全解凍ではなく、半解凍させます。電子レンジにかけるときは包んでいたラップは外しましょう。
魚:
魚の冷凍保存はなるべく新鮮なうちに行います。内蔵やエラがある状態の魚は痛みやすいので、しっかり内蔵やエラを取り除く下処理を行ってください。また、市販のパックなどに入っている場合のものは、パックから取り出し、水気をしっかりふき取った上でラップに包んで保存袋に入れるなどしてしっかり空気を抜いてから冷凍庫へ入れましょう。その際、切り身などに関しては味噌や醤油など調味料で下味を付けて保存すると臭みも抑えることができます。解凍は冷蔵庫にて 解凍させましょう。ゆっくりと時間をかけて解凍するのが美味しさを保つ方法となります。
たまねぎ:
一度にまとめて切って冷凍保存。使うときは半解凍か凍ったまま調理しましょう
にんじん:
冷凍することで栄養分をキープ。使いたい形に切ってから保存すると使いやすいですね。カレーや煮物用に大きめカットのものであれば、固めに茹でてから冷凍すると使いやすく、美味しく食べられます。
ピーマン:
半分に切って中の種やワタを取り除きます。水で洗って水気を切ったら密封容器などに入れて冷凍庫保存。その際、サッと下茹でをしておくと変色変質が抑えられます。使うときは冷凍したまま切ってそのまま調理。
ジャガイモ:
ジャガイモはそのまま冷凍すると組織が壊れてしまうため、あまりお勧めはしません。風通しのよい冷暗所で保存すれば比較的長持ちできるので、芽がでないうちに使いましょう
かぼちゃ:
カットして茹でてよく冷ましてから、かぼちゃ同士少し隙間をあけるようにして保存袋に入れて冷凍庫へ。
キャベツ:
5センチ正方形を目安にカットしたものを冷凍保存袋に入れてできるだけ空気をしっかり抜いてから保存。解凍する際にお湯をかけるのがポイントです。
大根:
大根も水分の多い野菜ではありますが、冷凍保存できます。食べるサイズに切った上で保存します。きちんと火が通り、味も染み込みます。また、料理にもよりますが、切ってから調味料と一緒に冷凍保存袋で冷凍すると、より味が染み込みます。煮物料理などに使いやすいですね。
小松菜:
栄養満点の小松菜は冷凍保存でさらに美味しさが増すとも言われています。水洗いして(この後、できれば下茹でをして)水分をふき取り、食べやすい長さに切ったものを保存袋に入れて空気を抜いて冷凍庫へ。使う時は加熱料理の場合は解凍せずにそのまま使います。解凍する場合は保存袋のまま水洗いして流水で解凍。
きのこ類:
どんな料理でも使いやすいきのこ類。石づきを切り落として、きのこをちょうどいいサイズに切るなどして水洗いなどはせずに、そのまま保存袋へ入れて冷凍庫へ。使うときもそのまま加熱すればいいだけです。色々な種類を混ぜて冷凍させてきのこミックスを作るのも便利ですね。
白菜:
水分が多いので冷凍保存向きではありませんが、鍋や煮物煮る買う際は冷凍したものの方が柔らかくなり美味しいです。ただし、冷凍する際は冷凍保存袋の空気をしっかり抜いて冷凍庫へ入れましょう。
ねぎ:
用途に合わせて切り、保存袋に入れて冷凍します。ただし香りが強い野菜なので、密閉しましょう!
ブロッコリー:
短時間加熱(30秒ほどゆでる)してから冷凍保存すると、栄養分が逃げにくくなる。水分をふき取って保存袋へ
もやし:
かるく茹でてから保存袋で冷凍庫へ。使うときは凍ったまま調理することでベタベタしません。
トマト:
そのまま冷凍保存ok すりおろしてトマトソースやスープなどに使いやすい
凍ったものを半解凍させると皮もむきやすい
キュウリ:
キュウリは水分が非常に多い野菜なのでそのまま冷凍はしません。スライスしてお酢と砂糖を加えて冷凍すれば味は変わりますが、食感は残りやすいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は食費の節約方法をご紹介しました。生活費に占める割合が大きいからこそ、一番取り組みやすい項目かもしれません。ぜひ今回ご紹介した方法を試して節約に繋げてみてくださいね。
こちらのサイトでは、節約情報だけでなく、セット割引など大幅に毎月の出費を節約できる方法や商材をご紹介しています。ぜひ、他のページもご覧になってみてください。
なにかわからないことなどあれば、こちらのサイトにもいつでもご相談くださいね!